エンブレムHP用.jpg関東鉄道常総線 「新守谷駅」隣接

総合的な学習の時間は、以下のような特徴があります。
・異学年学級で、学校行事における担当領域の検討・準備
・異学年学級で、各学級独自の学習・企画を実施
・各学年で、プロジェクト学習の実施
いくつかの内容をここで紹介していきたいと思います。

「各種産業を通じた経済感覚の育成」

~3学年プロジェクト学習「第1次産業」~

3年生は、第1次産業として米づくりを中心に学習を進めていきます。
1年間の前半は、実際に米づくりの流れを様々な形で学びました。

田植え

5月13日(金)に、3年生21人で田植えを行いました。

近くの田んぼを利用させていただき、地元の農家の方による指導のもと、子どもたちは夢中になって作業を進めました。

子どもたちは、田植えの経験がない子たちがほとんどでした。
予想通り、泥だらけ、泥だらけ、泥だらけ…

ただ楽しい時間だったというだけではなく、田植えの方法を教わり、実際に植えていく中で、様々な疑問を持っていた子どもたち。
植える苗の本数、間隔、時期、深さ、水の温度や量…
こうした疑問に対して、自分の持っているこれまでの理解から仮説を立てて、様々な形で調べる(検証する)のが望小の学びの形。

これからの苗の成長と、子供たちの成長が重なります。
どちらも、力強く成長して欲しいです。

 

バケツ稲による米づくり

お米ができるまでの様子は、自分たちの目でよく観察ができるよう、学校でバケツ稲を用意して、育てていきました。
今回バケツ稲を始めたのが6月に入ってからだったので、スタートとしてはかなり遅いものとなりました。

芽だしから、バケツに植えて、分けつが進むとバケツの中心に移し替え、さらに成長し、中干しし、穂が出て、いよいよ収穫…こんな流れでしょうか。

実際には、状況に合わせながら臨機応変かつ試行錯誤のように育てていました。

具体的には、バケツの発注のタイミングのずれから、一部のバケツは苗の数を少なくして植えたり、中心に移し替えるところを移し替えずにやってみたり・・・

こうした違いは結果としても面白いものとなり、先にバケツに植えた方と後からバケツに植えた方で、実際にはあとから植えた方が穂が出ている状況。

これに対しても、子どもたちは仮説を立てながら、さらに今後の様子を見守ることになります。

実際の田んぼよりも1か月近く遅れて行っているので、これからの様子で最終的にちゃんと収穫できるのか、ハラハラドキドキのまま、さらに観察が続きます…

 

稲刈り

9月16日(金)、田植えから約4か月。

今回も、地元の農家の方々に事前の準備をしていただき、稲刈りをさせていただきました。
田植えの時と同様、ほとんど稲刈りの経験がない子どもたち。

最初に刈り方の指導を受け、鎌を片手に恐る恐る稲刈り開始。

すぐに子どもたちは刈る作業になれ、稲刈りの時のパフォーマンスをはるかに上回る作業量。
田植えの時のように泥だらけになることはなく、子どもたちは一生懸命取り組みました。
ただ稲を刈って終わりではなく、刈った稲を束ねてひもでしばり、それを干す作業まで行いました。

今は、あまりこうした干す作業まで手作業でやっているところは少ないかもしれません。
農家の方が準備してくださったおかげで、こうした貴重な体験ができました。

 

子どもたちは、こちらで知識をあえて提供せずに行ったので、どうして干す作業が必要なのかは理解していませんでした。

そんな中、当日は急遽、帰り道の途中に機械で乾燥させる場所があり、運よく見学と説明を受けることができました。

 

子どもたちは、いつも通り、自分たちの仮説を立て、それを受けて担当の方に説明していただいたことで、目の前の作業、観察を通じて知識を獲得し、自分たちの理解を構築していくことができたわけです。

多くの農家では、もう機械で稲を刈り、今回の見学のように機械で乾燥までさせることでしょう。
昔は、今回の体験のように手作業だったものが、機械化される。
ここに、作業にかかる人の労力、時間、つまりコストが関わるわけです。

こうしたものを作るうえでの費用と作ったものの価値について、これから3年生の後半で、学んでいくことになります。

お米の「収穫祭」

1. バケツ稲づくりにおける収穫後の流れの理解と収穫

収穫する1か月前からバケツに水が入らないように管理し、乾燥させて、収穫する(刈り取る)作業をみんなで実施しました。

また、子どもはモミの部分を持って帰り、「脱穀」→「もみすり」→「精米」の流れを体験・理解しました。
割りばしを使う、すりばちと野球ボールを使う、ビンとすりこぎ棒を使うなど、子どもたちがそれぞれの家庭で米づくりの大変さ(今と比べて昔は…)を一緒に考えてもらいました。


2. 精米器での精米の様子を観察

精米前の玄米と、精米後の白米の違いがわかるよう、小型の精米器を動かして、変化(Change)を観察しました。

こちらもFormの観点で見れば、色や形や大きさが変わるだけでなく、精米により「ぬか」という存在にも気づき、さらにぬかをどのように使うのか?子どもたちと意見交換しました。


3. お手伝いした田んぼで収穫したお米をいただく

たくさんの学びがつながった(Connection)一つの形として、収穫したお米をみんなでおいしくいただきました。

おいしいご飯を食べたいという思い、それも3年生みんなで食べられること。つまり、楽しい食事ができる喜びを感じられることも学びの1つです。

今後は、こうしたお米づくりに関するコスト、利益について学び、子どもたちの経済感覚の教育につなげていきたいと思います。

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