読売新聞社主催
「第67回 全国小・中学校作文コンクール」
埼玉県特選、全国入選 受賞

 総合部セカンダリー7年・稲村柚里香さんが、読売新聞社主催「第67回 全国小・中学校作文コンクール」において、埼玉県特選(1位)を受賞しました。埼玉県からは2,131点(うち中学校の部1,548点)の応募があり、「小学校低学年の部」「小学校高学年の部」「中学校の部」からそれぞれ特選1名、入選4名、佳作5名が選ばれています。
 さらに、中央審査を経て全国入選を果たしました。「中学校の部」の応募作品19,948点のうち、審査を通るのは10名のみという狭き門をくぐり抜けたことになります。
全国入選の表彰式は、12月2日(土)に東京都千代田区のホテルニューオータニにて、高円宮妃殿下のご臨席を賜り盛大に行われました。表彰された各部の計30名の作品は、来春に作品集としてまとめられる予定です。
 総合部では「自ら考えたことを表現する」ことを大切にしています。稲村さんの受賞は、総合部生みんなの喜びであり、よきお手本としてこれからの学習の励みとなりました。


【受賞した作品の全文はこちらから】
 読売新聞社主催「第67回 全国小・中学校作文コンクール」埼玉県特選・全国入選作品 稲村柚里香「命のつながりを胸に」

【10月13日・読売新聞朝刊】
 中学校の部は、稲村柚里香さん(開智中1年)の「命のつながりを胸に」が特選となった。飼っていたカナヘビと、カナヘビに与える餌としてコオロギを育てた経験を書き、それぞれの命の重さについて考えた。
 山本准教授(埼玉大教育学部)は「社会問題に目を向けた作品が目立った。入選作品は大人が用意した答えに満足するのではなく、自分なりに問題を捉え直し、出口を模索している。子どもの目の鋭さ、確かさに驚いた」と講評した。
 表彰式は29日、さいたま市浦和区の埼玉会館で行われる。

【11月15日・読売新聞朝刊】
「命の重さ 自然から学ぶ」 私立開智中1年 稲村柚里香さん
 昨年の小学校高学年の部に続いて、2年連続の特選受賞。「びっくりした。素直にうれしい」と喜ぶ。
 20年近く飼っていた犬が、今年の夏に死んでしまった。悲しみにうちひしがれ、気持ちの整理をつけられずにいた時、小3の頃に自宅の庭で見つけて飼ったカナヘビを思い出した。命について考えた今の視点から、カナヘビのことを文章にした。
 当時、自由研究で作った写真入りの冊子を見ながら、育て方や当時の様子を細かく作文で描写した。指導した松本敦教諭は「国語の力だけでなく、理科の知識もないと書けない文章」と感心する。
 作文では、カナヘビの餌として育てたコオロギに対する複雑な気持ちも表現している。自然の摂理について考えた稲村さんは、「カナヘビもコオロギも犬も人も命の重さは同じ」と感じたという。

【11月30日・読売新聞朝刊】
 「第67回全国小・中学校作文コンクール」(読売新聞社主催、文部科学省など後援、JR東日本、JR東海、JR西日本協賛、三菱鉛筆協力)の中央審査が行われ、県内から、中学校の部で私立開智中1年、稲村柚里香さんの「命のつながりを胸に入選した。喜びの声を紹介する。
 「全国で入選するとは思っていなかった」と喜ぶ。お祝いに家族ですしを食べに出かけたという。
 小学6年の時、作文の指導を受けている松本敦教諭へ週2、3回、日々の出来事を書いた日記を自主的に提出していた。飼っていた犬のこと、受賞作品で取り上げたカナヘビのこと……。コツコツ書き続けた。受賞した17枚の大作は、日記を振り返ってまとめたものだ。
 松本教諭は「その日あったことをただ書くのではなく、面白い読み物として読めるのがすごい。受賞作品は蓄積の成果」と褒める。
 「何か思うことがあったら、書いてすっきりする。書かないと気が済まない」と稲村さん。中学1年になってパソコンを使うようになり、勉強に水泳部の練習と忙しい中、土日に長編小説の執筆に取り組んでいる。「完成は来年になりそう。これからも何かを書き続けたい」と笑顔で話した。