先生がノーベル賞を受賞されたとき、私は学部の友人とともに夕食のラーメンを食べながらニュース速報を見ていました。まず、ノーベル生理学・医学賞受賞者の中に日本人の名前があったことに驚き、さらにそれが大村先生であったことに驚きました。 
 私は東京大学薬学部で日々実験をしております。奇しくも大村先生が研究されている有機合成化学という学問領域は私が専門的に学んでいる薬学と縁が深く、先生の業績について自分が今勉強している学問との関わりの中で理解する機会が得られたことを非常に喜ばしく思いました。
 私は今薬学の中でも薬物が体内においてどのように吸収され分布し代謝、排泄されるのかを数理的に解析する薬物動態学という分野に関心を抱いております。いずれ先生が発見された化合物を対象として解析することもあるかもしれません。やがては自分の研究する分野において大村先生のように人々の生活に役立つ成果を挙げられる日が来ればと考えており、それまで実験と研鑽の日々を続けていく所存です。

 
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