開智学園の学びの特色

開智学園は「世界の人々や文化を理解・尊敬し、平和で豊かな世界を創るために貢献できる人材の育成」を教育理念に掲げ、このミッションを達成するために最適で最高な教育を行うことを目指しています。
そこで、最新の教育学、心理学、脳科学など基に、学習者(児童・生徒・学生)の発達段階に合わせ、教育の在り方や教育の仕方・方法、内容など、具体的な学びを組み立てています。



1. 新しい時代に必要な資質・能力の育成 人類が築き上げてきた科学や文化を学ぶ、世界でトップレベルの日本の知識教育をベースに、「開智が培ってきた探究型の学び」と「未来を見据えたグローバルで新しい国際標準の教育」を融合した学びを行い、新しい時代に必要な資質・能力を育成します。

2. 幅広い教養と専門性の育成 実社会との関係性を基にした探究型の授業や、フィールドワークや実験・実習などの学びを通して、 自分の好きなこと、得意なことを意欲的に学びます。それにより専門性を高めるとともに、そのバックグランドとなる幅広い教養力を高め、社会貢献できる力を養います。

3. ネクストステップに向けた進学指導・キャリア教育の充実 将来の夢を実現するために、志を高く持ち、次のステップへ一歩一歩、地道に、そして確実に進んでいく学びを行います。
小学生は、楽しく学び、大きな土台を作ります。
中学生・高校生は、幅広い学びとより質の高い学びを通し、大学へ連携する学力を育成します。
大学生は、社会で通用する学力と実践力を身につけます。

4. 協働的な学びを通した、多様な仲間との多様な学びの主体的実践 未来の社会では「協働」する力が非常に重要になります。一人では困難なことでも、皆で力を合わせることで達成できることが数多くあるからです。
一人ひとりのアイデンティティを活かしながら、主体的に皆で考え、皆で目的に向かって活動・行動できる力を、オリジナリティあふれる多彩な仲間と共にいろいろな学びを通して育成します。併せて、創造力、思考力、判断力、表現力、コミュニケーション力を身につけます。

開智の学びの重点

1. 探究の学び 開智が20数年かけて培ってきたもの。それは、学習者が自ら考え、皆で考え合い、ディスカッションし、「なぜ」を追求しながらさまざまな疑問や課題を解決していく「探究型の授業」「探究型のフィールドワーク」です。これらを通して、探究力、創造力、コミュニケーション力を育てます。

2. 探究の基礎となる知識学習 学びによって蓄積した知識を身につけ、体系化します。
また、思考の方法の検討や、学びの過程の振り返りによってメタ認知能力を体得し、探究のベースとなる学力を養います。

3. グローバル化に対応した英語教育 グローバルコミュニケーションの言語としての使える英語を学びます。
英語の授業だけでなく、海外での英語研修や短期留学、さらには他の教科の授業や講座でも英語にかかわる学びを行います。学校内に英語を使う環境や、慣れ親しむ場を作り、英語力を育成します。

4. ICTを活用した授業 開智では動画を編集した映像授業や、電子黒板の機器利用など10数年前より先進的にICTを活用してきました。多くの教室に電子黒板機能を持ったプロジェクターが取り付けられ、学習者の大部分がタブレットもしくはノートパソコンを駆使して授業に取り組むと共に、プログラム学習やさまざまなアプリを使った学びを行っています。

質の高い教育を支える教師陣とインフラ環境

開智学園では、質の高い教育の実践を目指し、教員の資質を向上させるための取り組みや教育設備の拡充を行っています。

■教員の資質向上のための取り組み
学園の教育理念に基づく人材育成を実現するためには、質の高い教育を行う必要があります。そのためには、それに寄与できる優れた教員が必要です。開智学園では、以下の取り組みを行っています。

1. 質の高い教員の採用 博士研究員(ポスドク)を対象としたキャリアフォーラムへの参加や、バイリンガル向けの合同企業説明会への参加のほか、通常の学部卒を対象とした採用やホームページを活用した一般採用等、多様で優秀な教員の採用に注力しています。たくさんの優秀な希望者の中から、「主体性」「多様性」「協働性」をもった質の高い教員を採用しています。

2. 教育顧問による指導や学園内研修会の実施 開智学園内に教育顧問(校長経験者等)を配置し、新任者研修や教員の授業指導、助言等を実施しています。また、学園全体で全体研修会や各学校の研修会を実施し、時代に即した教育課題の解決に取り組むことにより、教員の力量を高めています。

3. 教育研究所を通じた研究及び研修の実施 開智学園内に「開智教育研究所」を設置し、教育メソッドの研究に取り組んでいます。具体的には、実践研究推進事業(個人研究、グループ研究、学校研究への補助事業)の実施や、教育研究所報告書の発行等を行っています。

■教育設備の拡充
WiFi環境やタブレット配布等のICT教育環境の整備、施設の改修や教育環境設備の拡充によって、授業だけでなく、家庭学習も含めた「どこでも」「いつでも」「誰とでも」学べるインフラやアプリケーションを用意し、高いレベルで学びの場を広げています。