開智学園の 教員インタビュー

開智未来中学・高等学校の教員を紹介します

岡野 真実
担当教科:古典
平成 31年4月1日入職

 学生時代の研究内容について

万葉集の難訓歌、とりわけ柿本人麻呂の133番歌について研究していました。

 

担当教科のおもしろいところ

古典を担当していますが、今と昔で価値観や文化が全然違うところがおもしろいと思っています。

 

どんな授業づくりを目指しているか

現代と昔との違いについて、生徒たちに伝わりやすいように比較して教えています。

 

教師になろうと思った経緯

母校の担任の先生が古典を担当していて、その先生の影響から教員を志望しました。

 

入ってみてからのギャップ

入職する前はまじめで物静かな生徒が多いのではと思っていましたが、明るく元気な生徒が多いと感じました。また、自由さも感じています。

 

授業での生徒の様子について

疑問に思ったことについて、積極的に質問や発信をしてくれる生徒が多いと感じています。

 

開智ならではの授業について

生徒同士で対話しながら授業を進めていく、学びあいの授業には、最初目を見張りました。

 

行事について

体発祭(体育発表祭)が芸術的であり、準備運動もエクササイズのようで、非常に特徴的です。秋から冬にかけて身体表現の発表会があるなど、自分のことを表現するような行事が多いと思います。

 

開智生に期待すること

自らの想いや疑問にまっすぐな生徒が多いので、そういった点を伸ばしつつ、個々の疑問点を突き詰めていってほしいと考えています。

 

個人としての抱負・目標について

自分ならではの授業スタイルを、より一層、確立していきたいと思っています。

木島 光紀
担当教科:情報、数学
平成30年6月18日入職

 学生時代の研究内容について

「ネットワークの数学的解析」という、グラフ理論(組合せの問題を点と線を用いた図によって表現する理論)を用いて、学校現場で考えられる「組合せや割当ての最適化問題」を数学的に解析し、最適化する方法を考察しました。

 

どんな授業づくりを目指しているか

情報・数学いずれの授業でも、「授業の分かりやすさ」を第一に考えています。

情報の授業では、ワークシートや実習内容を工夫し、情報をまとめる力、情報を発信する力の育成に努めています。知識を教員がひたすら伝える授業やワークシートを穴埋めする授業ではなく、『情報活用能力』の育成に重点を置き、生徒自身がインターネットで調べて、それを自由な形式にまとめ、ICTを用いて発表するというプロセスを大切にしています。

また、情報化社会が進み、情報の正しい使い方や情報を自分の道具として使うことが求められている中で、変化の激しい情報化社会を正しく、より良く生きてもらいたいと考えています。

数学の授業では、授業方法を工夫し、パワーポイントやアニメーションを活用し、生徒の理解の助けになるようしています。また、講義よりは問題演習の時間を確保し、『学び合い』の中でも『教え合い』を推奨し、授業中に生徒同士で自然と教え合うことができる雰囲気になるように努めています。

担当教科のおもしろいところ

情報に関しては、さまざまな知識や理論を実習を通して学ぶことができ、また、情報通信技術が日々進化している点です。

数学は、難しい問題や悩んだ問題が解けた時の達成感、そして一つの問題に色々な解法があるところでしょうか。

 

教師になろうと思った経緯

小中学生の時から、友人に勉強を教えることが好きでした。人にものごと教えて理解してもらえた時の達成感、またそれにやりがいを感じたことが教師を目指すきっかけとなりました。

また、自分の良さに気づいていなかった時に、それを気づかせてくださった存在が中学校の先生であったことも理由の一つです。

私も、生徒の良さを引き出し、自己肯定感を伸ばすことができるような教師を目指したいと考えています。

開智学園の第一印象について

学習に集中できる環境が整っていることと、先生方が親切であるという印象を抱きました。

開智を選んだ理由

大学4年の時に(開智未来の)加藤校長から、教員採用試験のお話をいただいたためです。実を言うと、開智学園という学校を大学4年まで知りませんでしたが、実際に生徒の様子やICTに力を入れていることを知り、ここで頑張りたいと思いました。

【再送】木島着席

入ってみてからのギャップ

特に勉強に集中しているイメージがありましたが、委員会活動や部活動、行事にも生き生きと取り組む生徒が多かったことです。

 

授業での生徒の様子

素直な生徒が多く、教員の話をよく聞き、受け入れてくれるため、授業は円滑に進めることができています。生徒たちは一生懸命授業に取り組んでいます。

 

開智ならではの授業

『哲学』と『6つの授業姿勢』を意識した授業です。

関根特別顧問が行う哲学は、学年の教員も参加するので、私自身も勉強になりますし、視野を広げることができます。

また、6つの授業姿勢(ねらい・メモ・反応・発表・質問・振り返り)を生徒にも意識させているのは、開智(未来)ならではの授業だと思います。

 

行事について

行事に対して生徒は一生懸命取り組みます。担任が介入しなくとも、生徒が主体性・協調性を持って、クラスで話し合いを持ち、練習しています。

前回の体育発表祭では、私が担任をもつクラスが優勝したのですが、生徒の力で掴み取った優勝だからこそ、担任としての喜びも大きかったです。

また、委員会の生徒が中心となって行事を運営していくことは、開智の行事の特徴なのではないかと思います。

 

開智生に期待すること

広い視野を持つ人になってほしいです。自分ばかりではなく、周りをよく見て、受け身ではなく、自分がすべきことや果たすべき役割を考え、主体的に行動できる人になることを期待しています。

 

個人としての抱負・目標について

学級経営・教科指導の力量を上げていきたいです。

情報の教員として、学校現場の情報・ICTに関わる場面で求められる役割を、しっかり担えるようになりたいと思っています。