開智学園の 教員インタビュー

開智望小学校・中等教育学校の教員を紹介します

岡村 拳

所属:開智望小学校 

担当教科:英語、英語探究

令和 2年 4月1日入職

 学生時代の研究内容について

子供たちの多様性や価値観の差異が学校の中でどのように扱われているのか、また、それをどもたちにどう教えているのか、ということに関心があり、国際バカロレアの初等教育プログラムに着目して研究を行っておりました。

 

担当教科のおもしろいところ

主に担当している教科は英語と英語探究です。

英語の面白いところは、『どれだけ子供たちに学んでいると思わせないように学ばせるか』、という点に醍醐味があると思っています。単語や文法を覚えさせるだけでは本当に使える英語にはならず、楽しみながら自然と英語と触れ合うことができるような環境を作ることが大事だと思っており、そういった工夫をすることも面白いと感じています。

また、子供たちの身の回りにある遊び等を英語の学習と結びつけると子供たちは楽しんでくれます。そういった所に日々発見やリフレクションが隠れているのが、非常に興味深いです。

教師になろうと思った経緯

小学校の高学年の時の担任の先生の影響が大きいです。子供に対して真摯に向かい合ってくれる先生で、その先生のおかげで勉強だけでなく人として大事なことも含め、多くのことを学ぶことができました。

その先生のおかげで変わることができた私自身の経験から、子供たちに色々な影響を与えることができる教師という職業にあこがれを抱いたのがきっかけです。

 

どんな授業づくりを目指しているか

子供たちの『問い』を大事にしており、それが自然に出てくるような授業づくりを心掛けています。

また、子供たちが協働的に学ぶ中で、一人ひとりが意見を言えるような機会を大事にしたいと考えています。

 

授業での子供たちの様子について

積極的に発言してくれる児童が多いです。グローバルに活躍していくためには、プレゼン力や自己表現力も大事であるため、自分自身の想いをどんどん発信してほしいと思います。

開智学園の第一印象

開智望小学校(以下、望小)は個性あふれる学校だなと感じました。

子供たち一人ひとりが多様で、お互いがその多様性を認め合っています。先生方も子供たちの多様性を活かし、伸ばそうとしている様子を見て、個性を大事にしている良い学校であると感じました。

また、自分の学生時代の研究内容とリンクしていることもあり、そういった教育を受けて育った子供たちが将来日本に新たな旋風のようなものを巻き起こしてくれるのではないか、といった期待を抱きました。

開智ならではの授業について

英語探究の授業は、私自身が学生時代に研究していた国際バカロレアの内容と関連することもあり、とても興味深いです。

授業の中では、答えのない問いに対して自ら問いを立てて子供たち同士で取り組むので、それぞれの多様な価値観や経験が反映されたものをお互いにすり合わせぶつけていく授業であり、非常に有意義であると感じています。また、こういった授業があるからこそ、子供たちの多様性を大事にし合える姿勢につながっていると考えています。このような教育を受けた子供たちが、将来どのように社会に貢献してくるのかがとても楽しみです。

 

開智を選んだ理由

自分が学校で大事にしたいことと、望小が大事にしていることがリンクしていたからです。また、新任の時から積極的にチャレンジさせてくれる環境があるということを聞き、有意義な教員生活を送れることへの期待もあり、志望しました。

 

入ってみてからのギャップ

先生たちが優しく、職員室が非常に明るく活気に満ちていることに驚きました。教員同士も仲が良く、多様性にあふれていると感じます。

行事について

望小ではExhibition(エキシビション)といって、国際バカロレアのプライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)の5年間の学びの集大成として、児童一人ひとりが学びを振り返りながら、自分で選んだ探究テーマについて発表を行う行事があります。それぞれが関心のあるトピックに関して自由に探究し、知識を形成しているのが興味深いです。

 

開智生に期待すること

グローバルな視点を持って、多様な人々と接することができる人になってほしいです。

探究の授業で培った力を活かして、多様な人が存在する中で、どうやってより良い社会を実現できるかを考えていってほしいと思います。

 

個人としての抱負・目標について

探究を担当する教員として、ファシリテート力を伸ばしていきたいです。

また、望小の英語の授業はまさに今作り上げていっている授業であり、新しい試みをやっている中で、日本にいながら英語力を高めていく方法を子供たちと一緒にチャレンジしながら模索していきたいです。そこに日本のこれからの英語教育のモデルのようなものがあるのではないかと考えています。

飯野 瑠珠

所属:開智望中等教育学校

担当教科:社会

令和 2年 4月1日入職

 学生時代の研究内容について

学部時代は学習の動機付けについて研究していました。また、大学院では国際バカロレアについての研究をしていました。

担当教科のおもしろいところ

子供たちの多様な考え方や生活感を知ることができるところが社会科ならではのおもしろい点であると思います。

教師になろうと思った経緯について

つらい思いをしている子に寄り添ってあげたいという思いから、教職を目指しました。

 

どんな授業づくりを目指しているか

子供たちが根拠を持って自分の意見を発信できるようにしていきたいと思っています。

 

授業での子供たちの様子

子供たちと先生の距離がとても近いと思います。また、授業中は積極的に発言をしてくれる子が多いです。

 

開智ならではの授業

探究をメインにしているので、長い時間をかけてじっくりと取り組むことができるのが良い点であると思います。

 

 開智学園の第一印象について

勢いのある学校であり、新しいことをどんどん取り入れていて、今まさに伸びている学校であるという印象を持ちました。

 

開智を選んだ理由

前年度開智の非常勤講師として働かせて頂いた際に、大きな裁量をもってやらせていただいたことに、非常にやりがいを感じたためです。

 

開智生に期待すること

どんどん外の人とつながって、色々な考えや価値観を吸収し、それらを発信していってほしいと思います。

 

個人としての抱負・目標について

子供たちからも、教員からも信頼される教員を目指したいです。